遠く下りなどするを 夕顔13章02
原文 読み 意味
遠く下りなどするを さすがに心細ければ 思し忘れぬるかと 試みに 承り 悩むを 言に出でては えこそ
かの伊予の家の小君 夕顔13章01
原文 読み 意味
かの 伊予の家の小君 参る折あれど ことにありしやうなる言伝てもしたまはねば 憂しと思し果てにけるを いとほ ...
耳かしかましかりし 夕顔12章18
原文 読み 意味
耳かしかましかりし砧の音を 思し出づるさへ恋しくて 正に長き夜 とうち誦じて 臥したまへり
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空のうち曇りて風冷 夕顔12章17
原文 読み 意味
空のうち曇りて 風冷やかなるに いといたく眺めたまひて
見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空もむつまし ...
この方の御好みには 夕顔12章16
原文 読み 意味
この方の御好みには もて離れたまはざりけり と思ひたまふるにも 口惜しくはべるわざかな とて泣く