かうのみ見つけらる 末摘花02章24
原文 読み 意味
かうのみ見つけらるるを ねたしと思せど かの撫子はえ尋ね知らぬを 重き功に 御心のうちに思し出づ
まことはかやうの御 末摘花02章23
原文 読み 意味
まことは かやうの御歩きには 随身からこそはかばかしきこともあるべけれ 後らさせたまはでこそあらめ やつれた ...
人の思ひよらぬこと 末摘花02章22
原文 読み 意味
人の思ひよらぬことよ と憎む憎む
里わかぬかげをば見れどゆく月のいるさの山を誰れか尋ぬる
君は誰ともえ見分き 末摘花02章21
原文 読み 意味
君は 誰ともえ見分きたまはで 我と知られじと 抜き足に歩みたまふに ふと寄りて ふり捨てさせたまへるつらさに ...
あやしき馬に狩衣姿 末摘花02章20
原文 読み 意味
あやしき馬に 狩衣姿のないがしろにて来ければ え知りたまはぬに さすがに かう異方に入りたまひぬれば 心も得 ...