手を書きたるにも深 帚木06章07
原文 読み 意味
手を書きたるにも 深きことはなくて ここかしこの点長に走り書き そこはかとなく気色ばめるは うち見るにかどか ...
かかれど人の見及ば 帚木06章06
原文 読み 意味
かかれど 人の見及ばぬ蓬莱の山 荒海の怒れる魚の姿 唐国のはげしき獣の形 目に見えぬ鬼の顔などのおどろおどろ ...
ともかくも違ふべき 帚木05章21
原文 読み 意味
ともかくも 違ふべきふしあらむを のどやかに見忍ばむよりほかに ますことあるまじかりけり と言ひて わが妹の ...
あまりむげにうちゆ 帚木05章17
原文 読み 意味
あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも 心安くらうたきやうなれど おのづから軽き方にぞおぼえはべるかし
すべてよろづのこと 帚木05章15
原文 読み 意味
すべて よろづのことなだらかに 怨ずべきことをば見知れるさまにほのめかし 恨むべからむふしをも憎からずかすめ ...