まして 増して 況して 01-151
「皆人涙落としたまふ/01-150」に対して、帝は「まして」。
帝はた ましてえ忍びあへたまはず 思し紛るる折もありつる昔のこと とりかへし悲しく思さる
帝は帝でまして仕舞いまでこらえ切れず、紛れるべくもないあの方の死を藤壺の宮のご入内で取り紛れた昔日をまざまざと蘇らせてお悲しみになった。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
「皆人涙落としたまふ/01-150」に対して、帝は「まして」。
帝はた ましてえ忍びあへたまはず 思し紛るる折もありつる昔のこと とりかへし悲しく思さる
帝は帝でまして仕舞いまでこらえ切れず、紛れるべくもないあの方の死を藤壺の宮のご入内で取り紛れた昔日をまざまざと蘇らせてお悲しみになった。