すむ 01-098

2021-01-11

「澄む」(晴れる)と「住む」(暮らす)の掛詞。「静心なき」に対する応答になっている。娘を失って(母を失って)気が動顛するのも仕方ないでしょうとの答え。もちろん、帝を非難している裏の意味に対しては無視。おそらく、命婦の代詠であろう。


 月も入りぬ 雲の上も涙にくるる秋の月 いかですむらむ 浅茅生の宿

月も沈んだ。雲の上といわれる宮中からさえ涙で見えない美しい秋の月、どうして澄んで見えようか、草深い里では涙にかき濡れさぞ住みづらかろう

ヴァリエーション:
すむ

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