おもひいたらざりけること 思ひいたらざりけること おもいいたらざりけること 思いいたらざりけること 思ひ至らず 思い至らず 02-095
配慮が行き届かないこと。
この女のあるやう もとより 思ひいたらざりけることにも いかでこの人のためには
などかくしもおもふらむと などかくしも思ふらむと などかくしも思うらんと 02-094
どうしてこんなふうに愛情を注ぐのだろうかと。「かくしも」は「あまりいと許しなく疑ひはべりし」ほどに。容赦のない責めは煩わしい ...
おもひつつ 思いつつ 思ふ 思う 02-094
気性が和らげばいいのにと思いながら、容赦のない嫉妬を煩わしく思う一方で、身分も低いのにうち捨てずに、そうまで思ってくれながら ...
おもうたまへえて 思うたまへ得て おもうたまええて 思うたまえ得て おもひたまへえて 思ひたまへ得て おもいたまええて 思いたまえ得て おもうたまへう 思うたまへ得 おもうたまえう 思うたまえ得 02-090
経験からそのように思うようになった。その経験は次に紹介される指を噛む女との恋愛。
はかなきことだにかくこ
さるかたのよすがにおもひてもありぬべきに さる方のよすがに思ひてもありぬべきに さるかたのよすがにおもいてもありぬべきに さる方のよすがに思いてもありぬべきに ありぬべし 02-075
「さる方」はその方向、即ち、長く関係をつづける方向としての。「よすが」は頼りとする点、より所。それは男が出会った当初の気持ち ...