なつかしうらうたげなりしをおぼしいづるに なつかしうらうたげなりしを思し出づるに なつかしうろうたげなりしを思し出づるに 01-093
親しみやすく愛らしい様子を思い出されるにつけ。「なつかしう」は心が近づきやすい。「らうたげ」は可憐な。
ひとげなき 人げなき 人気なき ひとげなし 人げなし 人気なし 01-070
人並み以下の。
はかばかしう後見思ふ人もなき交じらひは なかなかなるべきことと思ひたまへながら ただかの
きこえまほしげなること 聞こえまほしげなること 聞こえまほしげなる事 01-032
二つの解釈が可能である。
「息の絶えつつ」の前で文を切る場合(女から母に戻る解釈):光の君の後見をくれぐれもお願いす ...
われかのけしき 我かの気色 01-028
我か人かわからないとのことで、意識がうつろになっている状態。魂が抜けだそうとしているのだ。
いとにほひや
こころぼそげなり 心細げなり 心細気なり 01-006
後見がいないことからくる将来不安
父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて 親うち