かむなづき 神無月 かんなづき 02-104
旧暦の十月、初冬にあたる。
神無月のころほひ 月おもしろかりし夜 内裏よりまかではべるに ある上人来あひ
しのびて 忍びて しのぶ 忍ぶ 02-103
こっそりと、左馬頭に隠れて。
この人亡せて後 いかがはせむ あはれながらも過ぎぬるはかひなくて しばしば
かれがれ 離れ離れ 02-103
途絶えがちに。
この人亡せて後 いかがはせむ あはれながらも過ぎぬるはかひなくて しばしばまかり馴るるに
うちたのむ うち頼む 02-103
伴侶として頼むこと。「うち」はすっかり。
この人亡せて後 いかがはせむ あはれながらも過ぎぬるはかひなく
めにつかぬ 目につかぬ めにつく 目に付く 02-103
気に入らない。「心につかぬ」とほぼ同義だが、「まばゆく」の流れから「目につかぬ」としたのだろう。
この人