2021-06-04

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「うち」はすっかりの意味と、とっさにすこしばかりの意味がある。後に「頼めわたる」とあるので、すっかりではない。「頼む」はマ行 ...

2021-06-04

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忘れられぬ存在になれば。

さばかりになれば うち頼めるけしきも見えき 頼むにつけては 恨めしと思ふことも

2021-06-04

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後ろにかかる語句がないので文を切る。「を」は詠嘆を表す間投助詞。

いと忍びて見そめたりし人の さても見つ

2021-06-04

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「もの」は、軽蔑の対象でなく、確たる存在、不動の存在のニュアンスを帯びる。

いと忍びて見そめたりし人の 

2021-06-04

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途切れ途切れに。始終忘れられないのではなく、忘れられない状態が時折あったということ。

いと忍びて見そめた