なまめかしう なまめかしく なまめかし 艶めかしう 艶めかしく 艶めかし 01-117
未成熟の美
御方々も隠れたまはず 今よりなまめかしう恥づかしげにおはすれば いとをかしううちとけぬ遊び種
このおんはらに この御腹に 01-116
弘徽殿の女御腹に。
女皇女たち二ところ この御腹におはしませど なずらひたまふべきだにぞなかりける
さしはなち さし放ち さしはなつ さし放つ 01-115
うっちゃる。無視する。相手にならない。
いみじき武士仇敵なりとも 見てはうち笑まれぬべきさまのしたまへれ
なりとも なりと 01-115
であってもという仮定。敵対する相手方であっても。弘徽殿の女御たち。源氏身びいきな私でも、ちょっとおおげさ過ぎて臭みを感じる。 ...
やがて 軈て 01-114
そのまま。元服するまでは、光の君は帝の夫人たちの部屋に入ることが許された。これが引いて藤壺との密通につながる。