よのうたがひ 世の疑ひ よのうたがい 世の疑い 01-126
光の君が第一皇子に取ってかわって東宮になり、帝位につくのではないかという疑い。
際ことに賢くて ただ人に
きは きわ 際 01-126
境目。他の人との違いがはっきりと見えること。この場合特に、東宮との違いを言うのであろう。
際ことに賢くて
みちみちのざえ 道々の才 01-125
漢学を中心とした貴族社会で必要な諸学問。
帝かしこき御心に 倭相を仰せて 思しよりにける筋なれば 今まで
たのもしげなめること 頼もしげなめること たのもしげ 頼もしげ 01-125
「頼もしきこと」ではない。確定されてはいないがというニュアンスがあることを汲み取りたい。
帝かしこき御心
さうにんはまことにかしこかりけり 相人はまことにかしこかりけり 相人は誠に賢かりけり そうにんはまことにかしこかりけり 01-125
将来を見通す力に対する畏敬の念。
帝かしこき御心に 倭相を仰せて 思しよりにける筋なれば 今までこの君を