おぼつかなく おぼつかなし 02-005
待ちわびる思い。
長雨晴れ間なきころ 内裏の御物忌さし続きて いとど長居さぶらひたまふを 大殿にはおぼつ
うちのおほむものいみ 内裏の御物忌 02-005
帝の物忌みで、宮中全体が謹んで部屋に籠る。光源氏も自分の曹司である桐壺の局でじっとしている。
長雨晴れ間
ながあめ 長雨 02-005
五月雨。
長雨晴れ間なきころ 内裏の御物忌さし続きて いとど長居さぶらひたまふを 大殿にはおぼつかなく恨
さるまじき 然るまじき さるまじ 然るまじ 02-004
「さあるまじき」の略で、そうあってはならない。
忍ぶの乱れやと 疑ひきこゆることもありしかど さしもあだ
あやにくに あやにく あやにくなり 02-004
期待に反するときに用いる。あいにくながら。好き好きしさを好まぬ本性なのに、時々心もすり切らせるような恋愛に没頭することが、あ ...