ゆるしたまはねば 許したまはねば ゆるしたまわねば 許したまわねば 02-011
光源氏が選別した上でどうでもよいものは見せてもよいが、勝手に読まれるのは許さないということ。
さりぬべき
かたは 片端 02-011
見苦しい。
さりぬべきすこしは見せむ かたはなるべきもこそと許したまはねば
(光源氏)見せて
さりぬべき 然りぬべき さりぬべし 然りぬべし 02-011
そうあってもよい、すなわち、見せてもよいの意味。
さりぬべきすこしは見せむ かたはなるべきもこそと許した
ゆかしがれ ゆかし ゆかしがる 02-010
単に読みたいだけでなく、その恋文が届いた背景、相手のことなど漠然と知りたい意味をふくむ。
近き御厨子なる
わりなく わりなし 02-010
割り切れなさから生じる感情。そんな権利もないのにやけに、むやみやたらと。
近き御厨子なる色々の紙なる文ど