かたはしづつみる 片端づつ見る かたわしずつみる 片端ずつ見る 02-014
手紙の全文を読まずに、部分部分を流し読みすること。
片端づつ見るに かくさまざまなる物どもこそはべりけれ
にのまち 二の町 02-013
一流の相手ではないとの意味。
やむごとなくせちに隠したまふべきなどは かやうにおほぞうなる御厨子などにう
おほぞうなる おおぞうなる おほぞうなり おおぞうなり おほぞう おおぞう 02-013
御厨子のような簡単に引き出せる隠し場所との意味。
やむごとなくせちに隠したまふべきなどは かやうにおほぞ
ゑんずれ 怨ずれ えんずれ ゑんず 怨ず えんず 02-012
そういうものが見たいのだと、うらみごとを言う。
そのうちとけてかたはらいたしと思されむこそゆかしけれ お
まちがほならむゆふぐれ 待ち顔ならむ夕暮れ まちがおならむゆうぐれ 02-012
夕暮れに待ち焦がれた女が男に出す誘いの手紙。左馬頭の語る木枯しの女の先触れになっている。「(言=事)構造」。