けしうはあらぬ けしうはあらず 異しうはあらず けし 異し 02-034
まんざら悪くない。「けしう」は「異(け)し」の連用形・ウ音便。
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営
きざみ 刻み きざむ 刻む 02-034
「品」よりも細分化した区分け。
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営みて 品定まりたる中にもまたきざ
しなさだまりたる 品定まりたる さだまる 定まる 02-034
貴族社会のヒエラルキーを支配する位階には得られる地位に限界があり、上流貴族には入れないものの。
受領と言
ひとのくに 人の国 02-034
地方。
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営みて 品定まりたる中にもまたきざみきざみありて 中の品の
ことわりて ことわる 断る 判る 理る 02-033
判別して。
また元はやむごとなき筋なれど 世に経るたづき少なく 時世に移ろひておぼえ衰へぬれば 心は心と