よもみだれあしかりけれ 世も乱れ悪しかりけれ よもみだれあしかりけり 世も乱れ悪しかりけり 01-005
「世が乱れること」が「悪し」では、当たりすぎて意味をなさない。ここは「世も」が主語で「乱れ、悪しかり」(述語の並記)+「けれ ...
いとまばゆきひとのおほむおぼえ いとまばゆき人の御おぼえ いとまばゆき人の御覚え 01-005
「人」は桐壺更衣。更衣といわずに一般化した表現。皮肉がこもる。「の」は「御おぼえ」の対象(目的格)。「まばゆき」は「御おぼえ ...
あいなく あいなし 01-005
無駄に 無益に。
上達部上人などもあいなく目を側めつつ いとまばゆき人の御おぼえなり 唐土にもかかる事の
よのためし 世のためし 世の例し 世の例 01-004
悪い行動の見本 規範として世に広まりかねないこと。要するに歴史に悪名をとどめることをおそれる意味。「楊貴妃の例/01-005 ...
あはれなるもの あわれなるもの あはれなる物 あわれなる物 01-004
愛玩物であると注されることが一般的だが、「あはれ」という言葉が物化してそこにあるというニュアンス、「あはれそのもの」。やはり ...