若君はいとむくつけ 若紫15章06
原文 読み 意味
若君は いとむくつけく いかにすることならむと ふるはれたまへど さすがに声立ててもえ泣きたまはず 少納言が ...
御几帳の帷子引き下 若紫15章05
原文 読み 意味
御几帳の帷子引き下ろし 御座などただひき繕ふばかりにてあれば 東の対に 御宿直物召しに遣はして 大殿籠もりぬ ...
こなたは住みたまは 若紫15章04
原文 読み 意味
こなたは住みたまはぬ対なれば 御帳などもなかりけり 惟光召して 御帳 御屏風など あたりあたり仕立てさせたま ...
にはかにあさましう 若紫15章03
原文 読み 意味
にはかに あさましう 胸も静かならず 宮の思しのたまはむこと いかになり果てたまふべき御ありさまにか とても ...
少納言なほいと夢の 若紫15章02
原文 読み 意味
少納言 なほ いと夢の心地しはべるを いかにしはべるべきことにか と やすらへば そは 心ななり 御自ら渡し ...