日高くなれど起き上 夕顔09章03
原文 読み 意味
日高くなれど 起き上がりたまはねば 人びとあやしがりて 御粥などそそのかしきこゆれど 苦しくて いと心細く思 ...
御頭も痛く身も熱き 夕顔09章02
原文 読み 意味
御頭も痛く 身も熱き心地して いと苦しく 惑はれたまへば かくはかなくて 我もいたづらになりぬるなめり と思 ...
人びといづこよりお 夕顔09章01
原文 読み 意味
人びと いづこより おはしますにか なやましげに見えさせたまふ など言へど 御帳の内に入りたまひて 胸をおさ ...
この人をえ抱きたま 夕顔08章06
原文 読み 意味
この人をえ抱きたまふまじければ 上蓆におしくくみて 惟光乗せたてまつる いとささやかにて 疎ましげもなく ら ...
さてこれより人少な 夕顔08章05
原文 読み 意味
さて これより人少ななる所はいかでかあらむ とのたまふ げに さぞはべらむ かの故里は 女房などの 悲しびに ...