おぼえこそ重かるべ 夕顔01章20
原文 読み 意味
おぼえこそ重かるべき御身のほどなれど 御よはひのほど 人のなびきめできこえたるさまなど思ふには 好きたまはざ ...
時々中垣のかいま見 夕顔01章19
原文 読み 意味
時々 中垣のかいま見しはべるに げに若き女どもの透影見えはべり 褶だつもの かことばかり引きかけて かしづく ...
仰せられしのちなむ 夕顔01章18
原文 読み 意味
仰せられしのちなむ 隣のこと知りてはべる者 呼びて問はせはべりしかど はかばかしくも申しはべらず いと忍びて ...
惟光日頃ありて参れ 夕顔01章17
原文 読み 意味
惟光 日頃ありて参れり わづらひはべる人 なほ弱げにはべれば とかく見たまへあつかひてなむ など 聞こえて ...
今日もこの蔀の前渡 夕顔01章16
原文 読み 意味
今日もこの蔀の前渡りしたまふ 来し方も過ぎたまひけむわたりなれど ただはかなき一ふしに御心とまりて いかなる ...