たとしへなく静かな 夕顔06章13
原文 読み 意味
たとしへなく静かなる夕べの空を眺めたまひて 奥の方は暗うものむつかしと 女は思ひたれば 端の簾を上げて 添ひ ...
惟光尋ねきこえて御 夕顔06章12
原文 読み 意味
惟光 尋ねきこえて 御くだものなど参らす 右近が言はむこと さすがにいとほしければ 近くもえさぶらひ寄らず ...
よしこれも我からな 夕顔06章11
原文 読み 意味
よし これも 我からなめり と 怨みかつは語らひ 暮らしたまふ
04073/難易度:☆☆☆
尽きせず隔てたまへ 夕顔06章10
原文 読み 意味
尽きせず隔てたまへるつらさに あらはさじと思ひつるものを 今だに名のりしたまへ いとむくつけし とのたまへど ...
顔はなほ隠したまへ 夕顔06章09
原文 読み 意味
顔はなほ隠したまへれど 女のいとつらしと思へれば げに かばかりにて隔てあらむも ことのさまに違ひたり と思 ...