つゆおきそふる・つゆおきそうる・つゆおきそえる・露置き添ふる・露置き添うる・露置き添える 01-077

2021-01-10

あなた(命婦)があかず流した涙が露となり、野分に濡れたこの草深い家に、露を残してお帰りなのですねという応答になっている。


 いとどしく虫の音しげき浅茅生に 露置き添ふる 雲の上人 かごとも聞こえつべくなむ と言はせたまふ

そうでなくても虫が鳴きしきる草深いこの侘しい鄙の宿に ますますもって涙の露を置いてゆく雲の上からの使者よ 愚痴もつい申したくなり、と侍女に返歌を読み上げさせる。

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