すずむし 鈴虫 01-076
王朝文学に出る「鈴虫」は今日チンチロリンと泣く松虫のことであり、今日リンリンとなく鈴虫は松虫といった。
鈴虫の 声の限りを尽くしても 長き夜あかずふる涙かな えも乗りやらず
松虫が羽を振り 声を限りに鳴くごとく長い秋の夜を泣き通しても 流れつづける涙ですこと どうにも車に乗り込めません。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
王朝文学に出る「鈴虫」は今日チンチロリンと泣く松虫のことであり、今日リンリンとなく鈴虫は松虫といった。
鈴虫の 声の限りを尽くしても 長き夜あかずふる涙かな えも乗りやらず
松虫が羽を振り 声を限りに鳴くごとく長い秋の夜を泣き通しても 流れつづける涙ですこと どうにも車に乗り込めません。