つれなきいのち つれなき命 連れなきいのち 連れなき命 01-068
「つれなし」は連れがないことから生じる感情が原義。娘だけを奪って、私を置き去りにした運命。娘の末期の歌「命なりけり」と呼応する。
年ごろうれしく面だたしきついでにて立ち寄りたまひしものを かかる御消息にて見たてまつる 返す返すつれなき命にもはべるかな
年来は喜ばしく晴れがましい機会にお立ち寄りいただきました運命であったものを、このようなご用向で今お目にかかるのは、返す返すもままならぬ命ですこと。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
「つれなし」は連れがないことから生じる感情が原義。娘だけを奪って、私を置き去りにした運命。娘の末期の歌「命なりけり」と呼応する。
年ごろうれしく面だたしきついでにて立ち寄りたまひしものを かかる御消息にて見たてまつる 返す返すつれなき命にもはべるかな
年来は喜ばしく晴れがましい機会にお立ち寄りいただきました運命であったものを、このようなご用向で今お目にかかるのは、返す返すもままならぬ命ですこと。