すぎさせたまひて すぎさせたまいて 過ぎさせたまひて 過ぎさせたまひて 過ぎさせたまいて 過ぎさせ給ひて 過ぎさせ給いて 過ぎさせ給ふ 01-016
主語が帝だから「させたまひ」は最高敬語。「させ」はここでは、人に~させるの使役ではない。
あまたの御方がたを過ぎさせたまひて ひまなき御前渡りに 人の御心を尽くしたまふも げにことわりと見えたり
あまたのご夫人方の局を素通りされ、休むひまない帝のお通いに、人の心をすり減らしになるのも、まことにもっともだと思えました。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
主語が帝だから「させたまひ」は最高敬語。「させ」はここでは、人に~させるの使役ではない。
あまたの御方がたを過ぎさせたまひて ひまなき御前渡りに 人の御心を尽くしたまふも げにことわりと見えたり
あまたのご夫人方の局を素通りされ、休むひまない帝のお通いに、人の心をすり減らしになるのも、まことにもっともだと思えました。