よに 世に 01-009
非常にの意味でも使用されるが、ここでは世間ではの意味を含む。「もてかしづききこゆれ」の主体は世間。帝であれば尊敬語がつく。
よになく 世になく 世に無く よになし 世になし 世に無し 01-007
この世ならぬ。単なる比喩的表現ではなく、実際に比較を絶する様子。それは帝にとって危惧されるものであった。
よのおぼえ 世のおぼえ 世の覚え 01-006
世間での評判。
父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて 親うち具しさしあたりて世
よもみだれあしかりけれ 世も乱れ悪しかりけれ よもみだれあしかりけり 世も乱れ悪しかりけり 01-005
「世が乱れること」が「悪し」では、当たりすぎて意味をなさない。ここは「世も」が主語で「乱れ、悪しかり」(述語の並記)+「けれ ...
よのためし 世のためし 世の例し 世の例 01-004
悪い行動の見本 規範として世に広まりかねないこと。要するに歴史に悪名をとどめることをおそれる意味。「楊貴妃の例/01-005 ...