おぼえ 覚え おぼゆ 覚ゆ 01-128
藤壺が桐壺更衣に似ている。
慰むやとさるべき人びと参らせたまへど なずらひに思さるるだにいとかたき世かな
なずらひにおぼさるる なずらひに思さるる なずらふ なずらう 01-128
桐壺更衣と比較するに足る。「思さる」は帝自身の自敬表現。「る」は自発。
慰むやとさるべき人びと参らせたま
おぼしおきてたり 思しおきてたり 01-126
心の中で思い定める。存続をあらわす「たり」と接続しているので、「思しおきつ」は動作でなく状態を表す。よって、以前から心に決し ...
おぼしよりにけるすぢ 思しよりにける筋 おぼしよりにけるすじ 01-125
いとどこの世のものならず清らにおよすげたまへれば、いとゆゆしう思したり(これまでにもまして、この世のものならず、輝きを放つば ...
なぐさむかたなくおぼししづみ 慰む方なく思し沈み なぐさむかたなくおぼししづむ 慰む方なく思し沈む 01-109
死の原因を説明している箇所。母君の死は、娘の更衣の死をひたすら悲観して亡くなったもので、若宮が皇太子になれなかったこととは因 ...