ものし 物し 01-096
邪魔で動かせないことから来るいらだちの感情。
いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たて
もの 物 01-095
運命、動かしがたい事実。
風の音虫の音につけて もののみ悲しう思さるるに 弘徽殿には久しく上の御局にも参
かのおくりもの かの贈り物 01-090
桐壺更衣の形見の品である「御装束一領と御髪上げの調度めく物/01-078」。
かの贈り物御覧ぜさす 亡き
ものし ものす 01-088
代動詞でさまざまな動詞の代わりをする。守るほどの意味。
故大納言の遺言あやまたず 宮仕への本意深くものし
みぐしあげのてうどめくもの みぐしあげのちょうどめくもの 御髪上げの調度めく物 01-078
白楽天の「長恨歌」では、亡き楊貴妃の魂のありかを訪ねて道士が使わされるが、そこで楊貴妃の形見に金の釵(かんざし)を受け取る。 ...