こころよわくみたてまつるらむ 心弱く見たてまつるらむ 心弱く見奉るらむ 01-059
一国を統べる帝王として気弱な面を示すことはマイナスに働く。
若宮のいとおぼつかなく 露けき中に過ぐしたま
こころことなるもののね 心ことなる物の音 心異なる物の音 心異なるものの音 心ことなるものの音 01-052
人と異なる楽器の音色。掻き鳴らしとあるので、琵琶や琴の類であろう。言葉がささやきであるのに対して、選ばれた動詞から情感が籠も ...
こころばせ 心ばせ 心馳せ 01-043
思いやり。心がそちらに馳せてゆく。
もの思ひ知りたまふは 様容貌などのめでたかりしこと 心ばせのなだらか
みこころまどひ みこころまどい 御心まどひ 御心まどい 御心惑ひ 御心惑い 01-035
体言止めともとれるが、「御心」主語+「まどひ」動詞の連用形でよい。
聞こし召す御心まどひ 何ごとも思し召
はかなきここちにわづらひ はかなきここちにわずらい はかなき心地に患ひ はかなき心地に患い はかなきここちにわづらふ はかなきここちにわずらう はかなき心地に患ふ はかなき心地に患う 01-024
ちょっとした病気を得てと解釈されるが、ちょっとした病気で宮廷を後にするとは考えにくいし、間もなく亡くなるのも理に合わない。心 ...