2021-04-13

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夫人たちの心をねじけさせはしなかった。具体的には、女御ひとりひとりを公平に愛してきたからは、誰からも恨まれる筋合いはない、と ...

2021-04-13

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「わりなし」は理屈ではわりきれない気持ちの形容。娘が亡くなったのは、決して帝の寵愛のせいではないことはわかっているが、残され ...

2021-04-13

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帝の寵愛。

はかばかしう後見思ふ人もなき交じらひは なかなかなるべきことと思ひたまへながら ただかの遺言

2021-04-13

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娘を宮仕えに出し、帝の寵愛をえて家を復興し、あたうべくば次期帝の外祖父になるという夢。父の野望。

生まれ

2021-04-13

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「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」(後撰集 雑一 藤原兼輔)による。

暮れまどふ心