ぐし ぐす 具す 具し 02-101
ここは自動詞。十分に備わる。欠けることなく揃う。
ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ
そのかたも その方も 02-101
もの怨じまでも、即ち、嫉妬心も。嫉妬心はこの女の本性であり、これを抜きにした解釈は成り立たない。
ひとへ
たなばたのてにも 織女の手にも 02-101
機織の神である織女の腕前にも。
ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でらる
つきなからず つきなし 02-101
不釣合いでない、匹敵するの意味。
ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でら
たつたひめといはむ 竜田姫と言はむ たったひめといわむ 竜田姫と言わむ 02-101
竜田姫は秋に紅葉する竜田川を女神に見たてたもので、染色の神でもある。その神に比せるほど、染色の腕がある女であるということ。「 ...