このごろのみけしきをみたてまつるうへびとにようばうなど このごろの御気色を見たてまつる上人女房など 01-096
「このごろの御気色を見たてまつる」とするのは、帝が特に心を許した者たちであろう。「心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて ...
ものし 物し 01-096
邪魔で動かせないことから来るいらだちの感情。
いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たて
すさまじう すさまじく すさまじ 凄まじい すさまじい 凄まじう 凄まじく 01-096
勢いが手に負えない感覚。
いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たてまつる上人女房などは
もの 物 01-095
運命、動かしがたい事実。
風の音虫の音につけて もののみ悲しう思さるるに 弘徽殿には久しく上の御局にも参
はなとりのいろにもねにもよそふべきかたぞなき 花鳥の色にも音にもよそふべき方ぞなき 花鳥の色にも音にもよそうべき方ぞなき 01-093
花の色にも鳥の声にもなぞられる箇所が見当たらない。「花の色」は「楊貴妃の容貌」「大液芙蓉」の言い換え、「鳥の音」は「未央柳」 ...