D：古典一般に見られる語彙

「ほの」は関心があるが、情報が少なく、もっと知りたい、見たいという興味がわく対象。

慰むやとさるべき人び

桐壺更衣と比較するに足る。「思さる」は帝自身の自敬表現。「る」は自発。

慰むやとさるべき人びと参らせたま

帝（自分）の夫人として相応しい人、生まれ　教養　美貌など。

慰むやとさるべき人びと参らせたまへど　なずら

伴って。

年月に添へて　御息所の御ことを　思し忘るる折なし

年月を経ても御息所の御ことを思い

倭相の相人の進言同様、同じように申し上げるので。「同じさま」は「親王となりたまひなば、世の疑ひ負ひたまひぬべく」を受ける。