いとねむごろにきこえさせたまふ いとねむごろに聞こえさせたまふ ねんごろ 懇ろ 01-130
「ねむごろに聞こえさせたまひけり/01-128」にもあった。三度あれば三顧の礼となるが、続く文では後見たちの勧めという形をと ...
こころぼそき 心細き こころぼそし 心細し 01-130
後見がないことを痛感する。
心細きさまにておはしますに ただわが女皇女たちの同じ列に思ひきこえむ といと
おぼしたたざりけるほどに 思し立たざりけるほどに 思し立たず 思し立たざりける程に 01-129
気乗りしない、決心がつかないうちに。
母后 あな恐ろしや 春宮の女御のいとさがなくて 桐壺の更衣のあらは
すがすがしう すがすがしく すがすがし 清々しう 清々しく 清々し 01-129
停滞なく。
母后 あな恐ろしや 春宮の女御のいとさがなくて 桐壺の更衣のあらはにはかなくもてなされにし例
あらはに あらはなり あらわに あらわなり 露 顕 01-129
「はかなくもてなされにし」ことが「あらはなり」。
母后 あな恐ろしや 春宮の女御のいとさがなくて 桐壺の