さしむかひ さし向ひ さしむかい さし向い 02-060
いっしょに暮らす場合で「立ち離れて」と結婚形態が違う。
げにさし向ひて見むほどは さてもらうたき方に罪ゆ
こころもとなくとも 心もとなくとも 02-059
離れている際に安心できない点があろうとも。この点を左馬頭に批判される。
ただひたふるに子めきて柔らかなら
などかみざらむ などか見ざらむ 02-059
かならず結婚したい。「などか」は反語。
ただひたふるに子めきて柔らかならむ人を とかくひきつくろひてはな
やはらか 柔らか やわらか 02-059
柔軟性がある。教えがいがある。
ただひたふるに子めきて柔らかならむ人を とかくひきつくろひてはなどか見ざ
いかがはくちをしからぬ いかがは口惜しからぬ くちおし 口惜し くちをし 02-058
反語、とても残念でならない。
また まめまめしき筋を立てて 耳はさみがちに 美さうなき家刀自の ひとへに