まことに臥したまひ 夕顔11章01
原文 読み 意味
まことに 臥したまひぬるままに いといたく苦しがりたまひて 二 三日になりぬるに むげに弱るやうにしたまふ
あやしう夜深き御歩 夕顔10章22
原文 読み 意味
あやしう夜深き御歩きを 人びと 見苦しきわざかな このごろ 例よりも静心なき御忍び歩きのしきるなかにも 昨日 ...
君もしひて御心を起 夕顔10章21
原文 読み 意味
君も しひて御心を起こして 心のうちに仏を念じたまひて また とかく助けられたまひてなむ 二条院へ帰りたまひ ...
御馬にもはかばかし 夕顔10章20
原文 読み 意味
御馬にも はかばかしく乗りたまふまじき御さまなれば また 惟光添ひ助けておはしまさするに 堤のほどにて 御馬 ...
道いと露けきにいと 夕顔10章19
原文 読み 意味
道いと露けきに いとどしき朝霧に いづこともなく惑ふ心地したまふ ありしながらうち臥したりつるさま うち交は ...