去年の秋ごろかの右 夕顔12章06
原文 読み 意味
去年の秋ごろ かの右の大殿より いと恐ろしきことの聞こえ参で来しに 物怖ぢをわりなくしたまひし御心に せむか ...
何か隔てきこえさせ 夕顔12章05
原文 読み 意味
何か 隔てきこえさせはべらむ 自ら 忍び過ぐしたまひしことを 亡き御うしろに 口さがなくやは と思うたまふば ...
あいなかりける心比 夕顔12章04
原文 読み 意味
あいなかりける心比べどもかな 我は しか隔つる心もなかりき ただ かやうに人に許されぬ振る舞ひをなむ まだ慣 ...
などてか深く隠しき 夕顔12章03
原文 読み 意味
などてか 深く隠しきこえたまふことははべらむ いつのほどにてかは 何ならぬ御名のりを聞こえたまはむ 初めより ...
右近を召し出でての 夕顔12章02
原文 読み 意味
右近を召し出でて のどやかなる夕暮に 物語などしたまひて なほ いとなむあやしき などてその人と知られじとは ...