けしうはあらず容貌 若紫01章14
原文 読み 意味
けしうはあらず 容貌 心ばせなどはべるなり 代々の国の司など 用意ことにして さる心ばへ見すなれど さらにう ...
先つころまかり下り 若紫01章13
原文 読み 意味
先つころ まかり下りてはべりしついでに ありさま見たまへに寄りてはべりしかば 京にてこそ所得ぬやうなりけれ ...
かの国の前の守新発 若紫01章12
原文 読み 意味
かの国の前の守 新発意の 女かしづきたる家 いといたしかし 大臣の後にて 出で立ちもすべかりける人の 世のひ ...
近き所には播磨の明 若紫01章11
原文 読み 意味
近き所には 播磨の明石の浦こそ なほことにはべれ 何の至り深き隈はなけれど ただ 海の面を見わたしたるほどな ...
はるかに霞みわたり 若紫01章10
原文 読み 意味
はるかに霞みわたりて 四方の梢そこはかとなう煙りわたれるほど 絵にいとよくも似たるかな かかる所に住む人 心 ...