さらにかやうの御消 若紫05章06
原文 読み 意味
さらに かやうの御消息 うけたまはりわくべき人もものしたまはぬさまは しろしめしたりげなるを 誰れにかは と ...
げにうちつけなりと 若紫05章05
原文 読み 意味
げに うちつけなりとおぼめきたまはむも 道理なれど
初草の若葉の上を見つるより旅寝の袖も露ぞ乾かぬ ...
すこし退きてあやし 若紫05章04
原文 読み 意味
すこし退きて あやし ひが耳にや とたどるを 聞きたまひて 仏の御しるべは 暗きに入りても さらに違ふまじか ...
内にも人の寝ぬけは 若紫05章03
原文 読み 意味
内にも 人の寝ぬけはひしるくて いと忍びたれど 数珠の脇息に引き鳴らさるる音ほの聞こえ なつかしううちそよめ ...
すこしねぶたげなる 若紫05章02
原文 読み 意味
すこしねぶたげなる読経の絶え絶えすごく聞こゆるなど すずろなる人も 所からものあはれなり まして 思しめぐら ...