よしある下仕ひを出 若紫12章13
原文 読み 意味
よしある下仕ひを出だして
立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは草のとざしにさはりしもせじ
と言 ...
かひなくて御供に声 若紫12章12
原文 読み 意味
かひなくて 御供に声ある人して歌はせたまふ
朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも行き過ぎがたき妹が門かな ...
いと忍びて通ひたま 若紫12章11
原文 読み 意味
いと忍びて通ひたまふ所の道なりけるを思し出でて 門うちたたかせたまへど 聞きつくる人なし
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いみじう霧りわたれ 若紫12章10
原文 読み 意味
いみじう霧りわたれる空もただならぬに 霜はいと白うおきて まことの懸想もをかしかりぬべきに さうざうしう思ひ ...
宮も御迎へになど聞 若紫12章09
原文 読み 意味
宮も御迎へになど聞こえのたまふめれど この御四十九日過ぐしてや など思うたまふる と聞こゆれば
頼も ...