秋のころほひ静かに 末摘花04章01
原文 読み 意味
秋のころほひ 静かに思しつづけて かの砧の音も耳につきて聞きにくかりしさへ 恋しう思し出でらるるままに 常陸 ...
瘧病みにわづらひた 末摘花03章14
原文 読み 意味
瘧病みにわづらひたまひ 人知れぬもの思ひの紛れも 御心のいとまなきやうにて 春夏過ぎぬ
0604 ...
らうらうじうかどめ 末摘花03章13
原文 読み 意味
らうらうじう かどめきたる心はなきなめり いと子めかしうおほどかならむこそ らうたくはあるべけれ と思し忘れ ...
いでやさやうにをか 末摘花03章12
原文 読み 意味
いでや さやうにをかしき方の御笠宿りには えしもやと つきなげにこそ見えはべれ ひとへにものづつみし ひき入 ...
おぼつかなくもて離 末摘花03章11
原文 読み 意味
おぼつかなく もて離れたる御けしきなむ いと心憂き 好き好きしき方に疑ひ寄せたまふにこそあらめ さりとも 短 ...