いとことさらめきて 夕顔04章12
原文 読み 意味
いとことさらめきて 御装束をもやつれたる狩の御衣をたてまつり さまを変へ 顔をもほの見せたまはず 夜深きほど ...
かかる筋はまめ人の 夕顔04章11
原文 読み 意味
かかる筋は まめ人の乱るる折もあるを いとめやすくしづめたまひて 人のとがめきこゆべき振る舞ひはしたまはざり ...
女もいとあやしく心 夕顔04章10
原文 読み 意味
女も いとあやしく心得ぬ心地のみして 御使に人を添へ 暁の道をうかがはせ 御在処見せむと尋ぬれど そこはかと ...
懸想人のいとものげ 夕顔04章09
原文 読み 意味
懸想人のいとものげなき足もとを 見つけられてはべらむ時 からくもあるべきかな とわぶれど 人に知らせたまはぬ ...
女さしてその人と尋 夕顔04章08
原文 読み 意味
女 さしてその人と尋ね出でたまはねば 我も名のりをしたまはで いとわりなくやつれたまひつつ 例ならず下り立ち ...