いとうたて乱り心地 夕顔07章10
原文 読み 意味
いとうたて 乱り心地の悪しうはべれば うつぶし臥してはべるや 御前にこそわりなく思さるらめ と言へば そよ ...
帰り入りて探りたま 夕顔07章09
原文 読み 意味
帰り入りて 探りたまへば 女君はさながら臥して 右近はかたはらにうつぶし臥したり こはなぞ あな もの狂ほし ...
このかう申す者は滝 夕顔07章08
原文 読み 意味
この かう申す者は 滝口なりければ 弓弦いとつきづきしくうち鳴らして 火あやふし と言ふ言ふ 預りが曹司の方 ...
召せば御答へして起 夕顔07章07
原文 読み 意味
召せば 御答へして起きたれば 紙燭さして参れ 随身も 弦打して 絶えず声づくれ と仰せよ 人離れたる所に 心 ...
風すこしうち吹きた 夕顔07章06
原文 読み 意味
風すこしうち吹きたるに 人は少なくて さぶらふ限りみな寝たり この院の預りの子 むつましく使ひたまふ若き男 ...