おぼしけち 思し消ち おぼしけつ 思し消つ 01-097
帝のお悲しみを軽視する。帝を無視するという解釈は行き過ぎであろう。桐壺にまつわる部分を否定するのである。
いとおし立ち かどかどしきところものしたまふ御方にて ことにもあらず思し消ちて もてなしたまふなるべし
とても押し出しが強く、とげとげしたやり方をなさるお方で、何ほどのことがあろうかと帝をお慰めする気持ちもそこそこに、憚りなく振る舞われるのでしょう。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
帝のお悲しみを軽視する。帝を無視するという解釈は行き過ぎであろう。桐壺にまつわる部分を否定するのである。
いとおし立ち かどかどしきところものしたまふ御方にて ことにもあらず思し消ちて もてなしたまふなるべし
とても押し出しが強く、とげとげしたやり方をなさるお方で、何ほどのことがあろうかと帝をお慰めする気持ちもそこそこに、憚りなく振る舞われるのでしょう。