さていと久しくまか 帚木10章03
原文 読み 意味
さて いと久しくまからざりしに もののたよりに立ち寄りてはべれば 常のうちとけゐたる方にははべらで 心やまし ...
式部がところにぞけ 帚木10章01
原文 読み 意味
式部がところにぞ けしきあることはあらむ すこしづつ語り申せ と責めらる 下が下の中には なでふことか 聞こ ...
まだ世にあらばはか 帚木09章04
原文 読み 意味
まだ世にあらば はかなき世にぞさすらふらむ あはれと思ひしほどに わづらはしげに思ひまとはすけしき見えましか ...
かうのどけきにおだ 帚木09章02
原文 読み 意味
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情けなくうたてあることをなむ さ ...
中将なにがしは痴者 帚木09章01
原文 読み 意味
中将 なにがしは痴者の物語をせむ とて いと忍びて見そめたりし人のさても見つべかりしけはひなりしかば ながら ...