うちたのまむ 02-165
安心してすっかり身をまかす。本妻として頼りにすること。
今にその恩は忘れはべらねど なつかしき妻子とうち頼まむには 無才の人 なま悪ろならむ振る舞ひなど見えむに 恥づかしくなむ見えはべりし
今にその学恩は忘れてはおりませぬが、心懐かしい妻として信頼するには、菲才の身では、至らない振る舞いなどいつ見破られるやもしれず気恥ずかしいくらい立派に見えすぎたのです。
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
安心してすっかり身をまかす。本妻として頼りにすること。
今にその恩は忘れはべらねど なつかしき妻子とうち頼まむには 無才の人 なま悪ろならむ振る舞ひなど見えむに 恥づかしくなむ見えはべりし
今にその学恩は忘れてはおりませぬが、心懐かしい妻として信頼するには、菲才の身では、至らない振る舞いなどいつ見破られるやもしれず気恥ずかしいくらい立派に見えすぎたのです。
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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