さてもみつべかりし 02-136
そのような状態、すなわちいと忍んだ状態のまま。
いと忍びて見そめたりし人の さても見つべかりしけはひなりしかば ながらふべきものとしも思ひたまへざりしかど 馴れゆくままにあはれとおぼえしかば 絶え絶え忘れぬものに思ひたまへしを
「たいそう人目を忍んでいい仲になった女が、秘密裏のままのつき合ってゆけそうな感じでしたので、長続きしそうな関係とも思っておりませんでしたが、馴れゆくうちにはいとしく思えてきて、途絶えがちながら忘れられない存在になっていたのですが。
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
そのような状態、すなわちいと忍んだ状態のまま。
いと忍びて見そめたりし人の さても見つべかりしけはひなりしかば ながらふべきものとしも思ひたまへざりしかど 馴れゆくままにあはれとおぼえしかば 絶え絶え忘れぬものに思ひたまへしを
「たいそう人目を忍んでいい仲になった女が、秘密裏のままのつき合ってゆけそうな感じでしたので、長続きしそうな関係とも思っておりませんでしたが、馴れゆくうちにはいとしく思えてきて、途絶えがちながら忘れられない存在になっていたのですが。
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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