さればよ 02-108

2021-01-14

「さあればこそしか思ひたまへぬるよ」などの省略表現。灯りを落とし、綿入れに匂いを薫き込めるなどして、夫を迎える準備がしてあったことに対して「されば」こそ、「今宵日ごろの恨は解けなむ」と思ったのだという、うぬぼれ意識。


今宵ばかりやと 待ちけるさまなり さればよとおごりするに 正身はなし

今宵ばかりはきっと訪れがあろうと私を待ち受けている様子なのです。思った通りだとおごりしたものの、当人はもぬけのから。

ヴァリエーション:
さればよ

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