つれなきひと 02-126
冷淡な夫、左馬頭を指す。
菊を折りて 琴の音も月もえならぬ宿ながら つれなき人をひきやとめける 悪ろかめりなど言ひて 今ひと声 聞きはやすべき人のある時 手な残いたまひそなど いたくあざれかかれば
色の移ろった菊を折って、琴の音もよく月もさしこむ申し分ない宿なのですから、これまでつれない夫をひきとめて来たのでしょうね。どうやら分は悪そうに見えますなあ」などと言って、「もう一曲。聞いてよろこぶ人がある時に、弾き惜しみはなりませんぞ」などと、ひどく戯れかかったところ、
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
冷淡な夫、左馬頭を指す。
菊を折りて 琴の音も月もえならぬ宿ながら つれなき人をひきやとめける 悪ろかめりなど言ひて 今ひと声 聞きはやすべき人のある時 手な残いたまひそなど いたくあざれかかれば
色の移ろった菊を折って、琴の音もよく月もさしこむ申し分ない宿なのですから、これまでつれない夫をひきとめて来たのでしょうね。どうやら分は悪そうに見えますなあ」などと言って、「もう一曲。聞いてよろこぶ人がある時に、弾き惜しみはなりませんぞ」などと、ひどく戯れかかったところ、
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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