さやうに 然やうに 然様に 02-107
木枯の女のように。
この二つのことを思うたまへあはするに 若き時の心にだに なほさやうにもて出でたることは いとあやしく頼もしげなくおぼえはべりき
この二つの例を考えあわせてみまするに、若い時分の気持ちでさえやはりそのように出過ぎた真似は、とても危なっかしく頼もしからぬように思われたものです。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
木枯の女のように。
この二つのことを思うたまへあはするに 若き時の心にだに なほさやうにもて出でたることは いとあやしく頼もしげなくおぼえはべりき
この二つの例を考えあわせてみまするに、若い時分の気持ちでさえやはりそのように出過ぎた真似は、とても危なっかしく頼もしからぬように思われたものです。