いへぢとおもはむかた 家路と思はむ方 いえじとおもわむかた 家路と思わむ方 02-097
家路と思える方向、方角。帰る家と思える場所はの意味。言い方に心理的な抵抗がある。
臨時の祭の調楽に 夜更けていみじう霙降る夜 これかれまかりあかるる所にて 思ひめぐらせば なほ家路と思はむ方はまたなかりけり
賀茂神社の臨時祭の舞楽稽古日で夜更けてたいそうみぞれが降った夜、仲間があちらこちらと別れ別れになる門口で思いめぐらしてみると、やはり最後に帰り着く家と思う場所はよそにはないのでした。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
家路と思える方向、方角。帰る家と思える場所はの意味。言い方に心理的な抵抗がある。
臨時の祭の調楽に 夜更けていみじう霙降る夜 これかれまかりあかるる所にて 思ひめぐらせば なほ家路と思はむ方はまたなかりけり
賀茂神社の臨時祭の舞楽稽古日で夜更けてたいそうみぞれが降った夜、仲間があちらこちらと別れ別れになる門口で思いめぐらしてみると、やはり最後に帰り着く家と思う場所はよそにはないのでした。